2025年6月12日~14日の3日間、国立京都国際会館で開催された、第62回日本リハビリテーション医学会学術集会に参加してきました。
今回私はエキスパートセミナーという企画の中で、「変形性膝関節症患者の理学療法:心と身体に対するアプローチ」というタイトルでお話しさせていただきました。

これまでに行ってきた研究成果もご紹介しながら、変形性膝関節症の理学療法の身体的側面と心理社会的側面に関する話題を提供いたしました。
終了後は臨床で勤務されている先生方からいろいろとご質問もいただき、有意義な機会となりました。
実は今回の学術大会長である、京都府立医科大学リハビリテーション医学講座教授の三上靖夫先生は、私が理学療法士になって就職した病院の整形外科部長をされておられました。病院勤務時代、整形外科病棟の担当をしていたことから、診療前の整形外科勉強会やカンファレンスで三上先生には多くのことを教えていただきました。私の講演時には三上先生に直接足を運んでいただき、就職してから25年経った現在の姿を三上先生に直接見ていただくことができ、感慨深いものがありました。

今回の学会は柔道家でもいらっしゃる三上先生らしく、「精力善用、自他共栄」という大会テーマをはじめ、柔道に絡めた内容がちりばめられていました。ちなみに私が担当させていただいた企画は「専門職技あり企画」というカテゴリーでした。



随所に三上先生のお人柄が反映された、多職種がフラットに参加できる、とても楽しく居心地のいい学会でした。