研究論文がアクセプトされました!

 この度、関節症患者さんの心理的側面を評価する質問紙の日本語版作成に関する論文がアクセプトされました。タイトルは「Reliability and validity of the Japanese short-form arthritis self-efficacy scale in patients with knee osteoarthritis: A cross-sectional study(変形性膝関節症患者におけるArthritis Self-Efficacy Scale日本語短縮版の信頼性と妥当性)」です。

 自己効力感(self-efficacy;セルフエフィカシー)とは、”目標を達成するための能力を自らが持っていると認識すること”です。言い換えると、ある状況やある目標に対して「自分ならできる」と思える認知状態です。

 この研究は、海外で関節症患者さんの自己効力感を評価するために使用されている、Arthiritis Self-Efficacy Scaleという評価用紙の短縮版を日本語に翻訳し、変形性膝関節症患者の方々を対象にその信頼性や妥当性を検証したものです。

 研究の結果、日本語版でも質問紙の信頼性や妥当性は担保できていることが確認できました。
 本論文は以下のURLより無料で閲覧・ダウンロードが可能です。
 https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0292426

 またArthritis Self-Efficacy Scaleの日本語短縮版は研究室のHPからダウンロードが可能ですので、ご自由にご利用ください。
 https://urilab.sakura.ne.jp/urilab-wp/index.php/ases-8j/