先日、埼玉県立大学の小栢進也先生をお招きして、オンライン勉強会を開催しました。
小栢先生は下肢のバイオメカニクスに関する研究で数多くの研究成果を発表されており、当該分野での研究を牽引しておられる先生のおひとりです。
http://bestlab.starfree.jp/
勉強会のタイトルは「OpenSimは何を計算しているのか?」でした。
OpenSimとは3次元動作解析装置で測定した人体の動きのデータを基に、筋の張力や関節の圧縮力などをシミュレーションして算出するソフトです。
今回は4年生の学部ゼミ生が卒業研究でOpenSimを使って下肢の筋張力を算出する研究をするにあたって、小栢先生にご指導いただいたことから、我々の理解を深めるため小栢先生にご講義をお願いしました。

講義の中では我々が行っている筋骨格シミュレーション解析の基本やOpenSimでの作業の流れなどをご講義いただきました。
学部生の皆さんには少々難しい内容だったようですが、大学院生からは様々な質問が出され、活発な質疑応答になりました。

小栢先生にもご指導いただいた学部4年生の卒業研究の一部を、10月14~15日に福岡国際会議場で開催される、第11回日本運動器理学療法学会学術大会でポスター発表いたします。
八色凜汰朗, 天野 洋和, 田中章太郎, 天野 亜美, 平田奈々子, 安浦 優佳, 小栢 進也, 瓜谷 大輔
「伸縮性テープの貼付が歩行時の下腿三頭筋の張力に与える影響」
https://www.gakkai.co.jp/jsmspt11/index.html